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⚠はじめに⚠
今回のコラムは脱線気味でかなり濃いマニアックなネタが多いため一部(というかほとんど)ついていけないと思いますが、どうか暖かい目で見守ってくださいm(_ _)m

〇ハイライト
益代N「前回までのシナリオコラム」
(※海外ドラマ風の吹替ナレーション、できれば「24」の小山さんや「プリズン・ブレイク」の東地さんのように)

昨年末の出来事。
カフェで記者の宇加賀井益代(うかがいますよ)がコーヒーを一口。
相向かいには物書き・スダ。

益代「まさか新プロジェクト?!」
スダ「来年には発表できるかと」
益代「そっかそっか、楽しみにしてるね」
スダ「着々と自分の世界を築いております。これもたくさんの人たちのおかげです」

スダと益代が握手する。

益代「来年もよろしくね」
スダ「よいお年を」

益代N「あの思わせぶりな発言から3か月、彼の新プロジェクトがようやく明かされる」

〇会議室・現在
T「2018年3月某日」

ここは益代が勤める出版社の会議室。

益代が席で待ちくたびれたという様子で今か今かと待っている。
と、ドアが開く。
物書き・スダがやってきた。

益代「遅い!」
スダ「お待たせしました」
益代「前回の予告発表から約3か月……いくらなんでも待たせ過ぎでしょ」
スダ「その間いろいろありまして」
益代「またそうやっていつもお得意の引き延ばし大作戦なんだから」
スダ「本当なんですって。あんなことやこんなこと、それにあ~んなことも」
益代「いいから発表して」
スダ「わかりました。それはですね……」
益代「あ、ドラムの音とかで尺引っ張らないでね」
スダ「うわ!読まれてた」
益代「やっぱり。そういうCMの後も続く!的なノリいらないから。ちゃちゃっと言って」
スダ「わかりました。シナリオの電子書籍の販売を開始しました!しかもあの大手ショッピングサイト・アマゾンで」

物書き・スダの新プロジェクト
amazonでシナリオ電子書籍の販売を開始

益代「ビッグプロジェクトってそれだったの?」
スダ「ビッグとは言ってないですよ。新プロジェクトと言ったはずなんですけど(汗)」
益代「要は自費出版ってことでしょ」
スダ「はい、言い換えると。本当は益代さんの出版社にお願いしようと思ったんですが、いろいろ時間がかかると思って」
益代「だからセルフ出版した、と」
スダ「はい。そのほうがブログで告知をしやすく、今後も気軽に発信できると思いました」
益代「今の時代だから出来ることね」
スダ「本当にネットには助けられてます」

益代がスマホをスライドして、スダのシナリオを読んでいる。

益代「あ、かなり本格的だね」
スダ「実は編集するのに時間を頂きました。1行空けるためにプログラムのコードを入力したり、2行以上のセリフで1マス下げたりするのに手間取りました」
益代「それにしても電子書籍って便利ね」
スダ「手軽に読書が出来ますから」
益代「kindleっていうからてっきりその名前の端末でしか見られないと思ってたわ」
スダ「アプリをダウンロードすれば、androidでもiphoneでもipadでも読めますよ」

◇利用可能な端末一覧◇

Kindle 電子書籍リーダー
・Kindle Paperwhite
・Kindle Paperwhite(第5世代)
・kindle Voyage
・Kindle
・Kindle Oasis

Fire タブレット
・Kindle Fire HD(第1世代)
・Kindle Fire
・Kindle Fire HDX 8.9”
・Kindle Fire HDX
・Kindle Fire HD(第2世代)
・Fire HDX 8.9 Tablet
・Fire HD 7 Tablet
・Fire HD 6 Tablet

Kindle 無料読書アプリ
・Kindle for Android (スマホ)
・Kindle for Android (タブレット)
・Kindle for iPhone
・Kindle for iPod Touch
・Kindle for iPad
・Kindle for PC
・Kindle for Mac

スダ「まずはこちらでアプリをダウンロードしてください。そうするとamazonのページで購入することができます」

益代「まあ期間は空いたけど口だけじゃなかったし、プレゼントあげよっかな」
スダ「本当ですか?!」
益代「うん。自費出版の記念にこの歌を贈るわ」
スダ「歌……ですか?」

喜美正二郎『すずらん通り』

⚠動画を観る前に⚠
この歌は自主制作レコードであり、コサキンソングとしても非常に有名。
喜美さんの歌声の語尾がビブラートして「う」で終わることから【う結歌唱法】と関根勤さんに命名された。

スダ「いやいや、まさかのコサキンソングとは(笑)とは言ってもマニアックすぎて、この記事を読んでるほとんどの人にはわからないですよぉう」
益代「自主制作つながりで、ねぇう」
スダ「だからですかぁう」
益代「ちなみに動画に映ってるすずらん通りのゲートぅ、荻窪駅の南口にあるのよぉう!実物見た時に感動したわ。思わず写メ撮っちゃったぁう」
スダ「いったい何の感想ですかぁう」
益代「てか、さっきからあんたずっと”う結”になってるよぉう」
スダ「そういう益代さんこそぉう」

コサキンソングとは?⚠
コサキン(小堺一機さんと関根勤さんのコンビ)の番組で取り上げられたコミックソング、あまり聞かれない何だか妙な歌、意味不明な歌、おかしな歌、有名人の意外な歌、ヒット曲であっても聴き方によって珍妙に聞こえる歌のこと。

電子書籍の販売を開始した理由

スダ「すずらん通りのことはわかりましたので、本題に入りましょう」
益代「どうして電子書籍の販売しようと思ったの?」
スダ「それはですね―」
益代「食ってくためでしょ?」
スダ「相変わらず益代さんはデリカシーがないですね」
益代「だってぇだってぇ、前の自己紹介ページにそう書いてあったんだもん」
スダ「ぶりっ子キャラやめてください」
益代「も~う、ぷん!ぷん!」
スダ「そういえばそれやってた人、どこへ行ったんでしょうね?」
益代「これ以上はさすがに脱線するから本線に戻ろう」
スダ「食べていくためもありますが、ファンの方や僕の世界観に興味のある方に読んで頂きたいと思ったんです」
益代「たしかにあんたは万人受けよりはコアな人に好かれそうだもんね」
スダ「あとはもっとディープで際どいのも書いていきたいですし」
益代「まさか、それってシモとかアンダーとかはたまたR指定とか?」
スダ「当たってますけど、それぜんぶ同じ意味じゃないですか」
益代「あ、たしかに」
スダ「いろいろ新しいことをしてみたかったんです」
益代「新しいこと?」
スダ「シナリオにもいろんなカタチがあっていいと思ったんです。その中のひとつとして電子書籍プロジェクトを立ち上げたというわけです」
益代「そっかあ。スケベなくせにマジメなこと言うんだね」
スダ「何より書いた作品がずっとこの世に残るのは作家にとって幸せなんです」

執筆で心がけていること

益代「書くうえで心がけていることは?」
スダ「最初の出だし数ページですね。無料サンプルをご覧になったとき、どれだけ続きを読みたいと思わせられるかだと思います」
益代「たしかに引きって大事よね」
スダ「そのためにはまずセリフが生きて活き活きしているか、メインキャラに魅力を出せるか、シチュエーションはおもしろいかを考えています。なおさら販売となると気持ちが引き締まるので、読者の方をがっかりさせないように自然と力が入るんです」
益代「じゃあブログは手抜きかい」
スダ「まさか!真剣に書いてます!」
益代「あやし~い」
スダ「これからもブログと電子書籍、どちらも真剣に書いていきます」
益代「じゃあ、あたしもちゃんとコラムに登場するのね」
スダ「はい。そりゃあ大事な人ですから」
益代「大事って……あなた、大人の女性にそういうこと言ったら照れるでしょ♡」
スダ「別にそういう意味での”大事”じゃありませんから」
益代「……おい」

すべてはお客様がお決めになる

益代「じゃあ準備は整ったワケだから、大きく宣伝するんだね」
スダ「はい。販売を開始したことと作品の内容はお知らせしますが、ムリには勧めません」
益代「え?でも売るんでしょ?」
スダ「買え買えと言ったところで買う人はいません。人は押しつけられるのを嫌がりますし、買うか買わないかおもしろいかつまらないかはお客様が決めることなので」
益代「ま、そりゃそうだわ」
スダ「今はとにかく書き続けて新作をどんどん発表していくことしか考えていません」
益代「大ヒット販売中とか好評発売中って謳い文句使っても、どこかウソっぽいもんね。いっそ大コケ販売中とか酷評発売中にすればいいのに」
スダ「縁起の悪いこと言わないでくださいよ」
益代「でもそっちのほうが気になるでしょ?」
スダ「……まあ、たしかに」
益代「むしろそういうキャッチコピーを出したほうが目を引くと思う。それに、読む前にヘンな期待をさせとかなければ内容がおもしろい分、お客様は満足してくれると思うんだよね」
スダ「ちゃんと考えがあっての発言で安心しました」
益代「なによ、いつも何も考えてないで言ってると思ってるワケ?」
スダ「そんなつもりはないですけど」

エンディングテーマ
中井貴一『君はトロピカル』

⚠動画を観る前に⚠
言わずと知れたコサキンソング。
あの大物俳優・中井貴一さんが歌ってます。
「ワッハーオ」と歌う部分に注目!!

スダ「さて、そろそろお開きにしましょうか」
益代「この歌をエンディングに使うのって、こないだ星野源さんのオールナイトニッポン聴いたからでしょ?コサキンがゲストの回のやつ」
スダ「はい。去年の4月18日に放送されたのを知らず、最近YouTubeで知ったという」
益代「それでもあんた、ファンなの?」
スダ「すっかり忘れてました」
益代「ファンなら隅々まで調べるのがスジってモンでしょ?」
スダ「(宇津井さん風に)ええ、スジですね」

おわりに

益代「コラムと同様、電子書籍も先延ばししないでよ?」
スダ「大丈夫です、次回作もスタンバイしております。編集が終わり次第販売できます」
益代「あ、そうなの!」
スダ「というわけでシナリオ電子書籍―」
益代「絶賛大コケ中です!」
スダ「やめてくださ~い!!」

おまけ

益代「てかずっと気になってたんだけど、これ電子書籍の販売を知らせるブログだよね?」
スダ「はい」
益代「でもコサキンネタばかりでぜんぜんシナリオの宣伝になってないよ」
スダ「確かに!そしたら次回のブログで詳しく書きます」
益代「ひっでえ~」


もろはのおもいで」¥300
   amazonにて発売中

〇予告ハイライト
T「次回予告」

益代N「その男は悩んでいた」

ビルの屋上に立つ謎の男。
飛び降りようとしている風に見える。
益代とスダが説得している。

スダ「僕がその謎を解決します!」

益代N「果たして謎の男の悩みとは?そして物書き・スダは引き延ばさず、この予告の続きをコラムで書けるのであろうか?」

(つづく)

このコラムはフィクションです。
でもコサキンは大好きです。

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