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おまたせしました!!
ようやくこないだお伝えした新プロジェクトの内容をお伝えすることができます。

それは、新作シナリオ電子書籍の予告編動画を作るということ。

これまでやったことのないプロモーションをしてみたいと思い立ち、浮かんだのがコレでした。

<収録スタジオについて>
2019年1月某日。
東京は落合にある、プラチナムガレージ様にお伺いしました。

プラチナムガレージ様のホームページ

当スタジオのオーナーであり、エンジニアで音楽プロデューサーの清水貴司さんはあのSOUL’d OUTやAIさんなどの大物ミュージシャンのレコーディングをはじめ、ゲーム音声・ナレーション・教材などの編集もされております!

室内には様々なプロの音響機材が置かれており、収録中に慣れた手つきで編集していく清水さんのお姿にとても感動しました。

スタジオへ見学に伺った際はモノローグについてアイデアを提案して下さり、とても参考になりました。

<モノローグについて>
モノローグ=登場人物が心境を語る。

語る⇒喋りのプロ⇒役者さん
よし、ここはプロの役者さんたちにお願いしよう!

ということで、知り合いの役者さんおふたりに協力していただきました。

あれは1か月前の夜。
ベッドの上でひとり天井を見つめていて、今回の物語がひらめいたときのこと。

同じ病を背負った男性と女性が自分の人生と向き合っていくストーリー。

でも、ただ物語を書くだけではいつもと同じになってしまう。
どうしても新しい試みがしたい!

そこで思い浮かんだのがモノローグでした。

では、メインの男性キャラと女性キャラにそれぞれ置かれている立場を語ってもらうというコンセプトにしよう。

さて、誰と誰にお願いしようか?

そう思っていたとき、知り合いのおふたりの顔がパッと浮かびました。

とても魅力的なおふたり。
以前より身に纏ったオーラや動きや声に作家の自分は惹かれていました。

内心ドキドキしながらオファーをしたところ、快く引き受けてくださいました。

2019年の物書き・スダ、幸先良いスタートです!

<収録風景について>
すべて初めてのことだらけだったので、とても緊張しました。

役者さん2名
エンジニアさん1名
物書き1名

このメンバーの中でいちばん僕がガッチガチに緊張していたと思います(笑)

役者さんたちはすでにお送りしていた原稿からそれぞれキャラのイメージを見事に作り上げてくださいました。

エンジニアさんもモノローグ原稿から作品のイメージを膨らませてとても聴きやすいように録音編集してくださいました。

プロたちの仕事はスゴイ!!
お三方の醸し出すオーラにやられっぱなし(笑)
目の前がクラクラするほど興奮しました。

テイクをいくつか収録し、役者さんたちにこちらからイメージをお伝えしながら、録り直ししていきました。

僕の無茶なお願いに付き合ってくださり、本当にありがとうございました。

<作品について>
新作オリジナルシナリオ電子書籍
ポリポーシスたち憂鬱
作 須田剛史

・ストーリー・
30を越え、一生懸命な姿勢が功を奏してパートから正社員に登用されたアパレルショップ店員の雨野ミチル(32)は職場であるショッピングモールのトイレで貧血を起こして病院に運ばれる。

精密検査の結果、診断された病名は「家族性大腸ポリポーシス」

その病気を持った親から50%の確率で子へ遺伝するこの難病は、加齢とともに大腸の表面に数多くのポリープが出来、放置し続けるといずれガンになるというものだった。

対策は内視鏡で検診の都度ポリープを切除するか、全摘して人工肛門にするか。

発生場所や症状や進行度に個人差はあるものの特効薬は無く、ガンになりやすい体質ゆえいずれは日常生活全体に支障をきたす恐れのある厄介な病だ。

ミチルは知らされたそれらの症状にどこか覚えがあった。
それは母・幸恵が体験していたことと全く同じで、定期的に検査していたのだ。
まさか自分がその病気を受け継ぐことになってしまうとは……
入院中のベッドの上でミチルはとてつもない悲しみに襲われる。

やがて取り乱したミチルは母・幸恵に「どうして健康に生んでくれなかったの?!」と掴みかかり、そのままケンカ別れしてしまう。
退院後は周囲からの偏見を恐れて職場の上司には栄養失調の貧血とウソをつき、気丈に振る舞って仕事をこなしながらも不安と空虚の日々を送っていた。

一方、会社員の斉木ケイゴ(36)は恋人の望月美憂と最後の一線を越えられずにいた。

年齢から結婚を急ぐ美憂はケイゴとの愛のカタチを一日も早く欲しがっている。
だが、ミチルと同じ家族性大腸ポリポーシスを持っているケイゴは生まれ来る子に遺伝させてしまうかもしれないという恐怖からどうしても一歩踏み出せない。
美憂には本当のことを言えず、いつも避妊具でその場をやり過ごしていた。

ミチルが幸恵に掴みかかったように、ケイゴもまた父・政茂とケンカ別れしていた。
そして和解することなく政茂は病気が悪化して亡くなってしまった。

かつて自分が親を恨んだように、愛する子には同じ思いをさせてはいけない。

そんな思いが彼をずっと苦しめていた。

半年後に行われた内視鏡検査の日、見ず知らずのミチルケイゴは出会う……

果たしてポリポーシスたちのふたりは背負ってしまったそれぞれの憂鬱と向き合い、前を向いて進めるのだろうか?

・予告編・
雨野ミチルのモノローグ

斉木ケイゴのモノローグ

<ジャケット写真について>
雨の日の渋谷駅前交差点です。

雨が降っていて(ミチル編)、喧騒が聞こえる(ケイゴ編)というそれぞれのシーンのイメージを融合させました。

そして「傘を差して歩く通行人たちのなかにも、きっとふたりと同じ病気を持っていることを知らないまま生きている人がいる」。

そんな思いからこのビジュアルを撮影し、ジャケット写真に採用しました。

<リリースについて>

発売日 2019年1月17日
amazonストアにて販売しております。
価格 ¥1,200
kindle unlimited(月額¥980)の方は無料

<おわりに>
一言お伝えします。

男優さん、
女優さん、
エンジニアさん、

みなさんのおかげでひとつの作品を作ることができました。
心からありがとうございます!

また次回、制作する際にお願いいたします!

プラチナムガレージ様
〒164-0003
東京都中野区東中野4丁目27−33
B1 エムエス東中野

TEL 03-5937-5768

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