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去る2018年6月15日。
赤坂REDシアターにて、舞台『バクステ』を鑑賞。

<<キャスト>>
赤澤 (舞台美術)根本正勝
山野本(DVD撮影) 白又 敦
嶋  (制作助手)小西成弥
小倉 (舞台監督)小林健一
遠藤 (舞台監督助手)河合透真
東  (照明)瀬尾卓也
桜木 (照明助手)福永マリカ
亀田 (音響)上杉 輝
岩清水(音響助手)望月瑠菜
味方 (ヘアメイク)ふじわらみほ
笹本 (メイク助手)難波なう
アキ (振付助手)前島亜美
ナオト(役者)齋藤健心
利根川渡(役者)柏 進

<<スタッフ>>
脚本:堤 泰之
(プラチナ・ペーパーズ)

演出:川本 成
(時速246億)

<<ホームページ>>
舞台『バクステ』公式サイト

めちゃくちゃおもしろかった!!
120分、ほとんど笑いっぱなし(笑)
役者が出て来るだけで笑ってしまうほど、心をグッと掴んで離してはくれない。

セリフ回しが幾度となくツボに入り、後半になるにつれてそれが伏線となって押し寄せる。
芸術の世界に触れる人たちが心の中に秘めた情熱がぶつかり合い放たれるセリフには心を何度も打たれた。

キャラクターひとりひとりの動きがとにかく細かすぎるから素敵で、舞台の隅々まで計算され尽くされたように配置された小道具や演出も最高だった。

マニアックな部分を言えば冷蔵庫の中にあるキャラの飲み物設定から、ポットのお湯の量の絶妙な塩梅や、ステレオの使い方など挙げたらとにかくキリがない。

そして公演終了後に笹本役の難波なうさんと2ヵ月ぶりの再会!

いつも思うのだが、難波さんの元気であどけない顔の奥に様々な人生経験が刻み込まれていると感じるのは僕だけであろうか?

作家という仕事柄、僕は人に会うたび相手の表情や話し方から背景を分析してしまう悪いクセがある。

それは顔つきや声のほんの些細な変化まで見逃さない。
相手の感情を読み取り、相手の身になって先を読む。
決して言語化はできないが、その直感は当たっていることが多い。

30歳を過ぎて再び作家を始めて、この直感は日に日に正確さを増している。

20代の僕はいろんな人たちに迷惑をかけてきた。
だからこそたくさんの反省と恩返しをしたい。

もっといろんなところへ足を運んで、いろんな人を見て作品を磨かなければと身が引き締まった一日であった。

ところで今回は直感にまつわる不思議な出来事があった。
ピンと来て、なぜか心に引っ掛かる感覚は自分の人生と実はつながっているということだ。

それは舞台を観ていたときのこと。
ある出演者が『天空旅団』というセリフを口にした。

「え?今、天空旅団って言った?」

どこかで聞いたフレーズだ。

「でも、いつだったかな?」

ずっと心の奥で引っ掛かっていた。

公演後に難波さんとお話をしたときにその謎が解けた。

思い返せば10年前の2008年7月。
上京して3年目の大学生だった僕は、今は無き新宿の小劇場・シアタートップスで『ダブルブッキング!』という舞台を観た。

何とこの舞台は役者さんたちが上演中にふたつの劇場(※もうひとつは紀伊國屋ホール)をリアルタイムで行き来してお芝居をするという異色の作品だったので強烈に覚えている。

たしかチラシには役者ごとにふたつの劇場へ出演する割合まで事細かに書かれてた記憶がある。

・シアタートップス・
若手劇団「デニス・ホッパーズ」の物語

・紀伊國屋ホール・
老舗劇団「天空旅団」の物語

観客はふたつの劇場をどちらか選ぶことが出来る。
もちろん、両方観ることが望ましいが。

この日、僕はヒロイン役で出演される主演女優さんをどうしてもひと目観たくてシアタートップスのほうを選んだ。

というより、それこそがこの舞台を観たきっかけだったのだ。
今思えば何と不純な動機だこと(;’∀’)

ま、シナリオスクールに通う半年前の出来事だから許してほしい。

あれから10年後の6月。
天空旅団というフレーズを通じて、まさかここでリンクするとは思わなかった。
まるで散らばった点が一本の線でつながるように。

それもそのはず、作者が同一人物だったのだ。

さらに「天空旅団」というセリフを言ったキャラの名前を見てビックリ!
『ダブルブッキング!』と同じ役名、しかも同じ役者なのだ。
つまり今回の『バクステ』はその後日談ということになるらしい。

まさかその後日談に、知り合いの難波さんが出演されるとは夢にも思わなかった!

ピンと来て、心に引っ掛かる不思議な感覚は当たる。
何か因縁めいたものを感じずにはいられなかった。

後日、あの日観た『ダブルブッキング!』について改めて調べてみるとキャストの豪華すぎること!
とくにドラマや映画が好きな自分にはめっちゃたまらないキャスティングだった。

あとの祭りと知りながら、もうひとつの紀伊國屋ホールの天空旅団サイドも観るべきだったと心より後悔している。

ふたつの物語を見てひとつにつなぎ合わせることがどれほど物書きとして勉強になるか、それを思い知らされたからだ。

※追伸※
2013年の1月に『ダブルブッキング!』の続編が下北沢で行われたことを難波さんから知らされる。
しかも3劇場同時公演というバージョンアップをして👀
てか、もう5年経ってるよ( ゚д゚)ハッ!

……めっちゃ観たかった。

ああ、もっと作家としてアンテナを張らなくては!
日々是精進あるのみ。

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