
ボイスドラマⅧ 製作決定
携えた電子の箱が、あなたを襲う。
実力派の役者陣と脚本家・須田剛史がタッグを組んでお届けするボイスドラマ。
2019年のシリーズ開始から早5年。
第8弾「パンドラ・ノモフォビア」の製作が2025年に決定しました!
“身近なスマホがもたらす恐怖”をテーマに、本格的な社会派サスペンスが展開されます。
本作の中で起こる事件は、この世のどこかですでに起きているかもしれない出来事。
これはこの時代を生きるすべての人へ向けた警鐘と問題提起。
あなたはこの事件の真相を知ったとき、何を思うだろうか?
あらすじ
・パンドラ・
正式名称はパンドーラー。
(「すべての贈り物」という意)
ギリシャ神話に登場する人類最初の女性。
彼女が人間界へ送り込まれる際にゼウスから持たされた箱(※本来は壺)を興味本位で開けたことから疫病、犯罪、悲しみ等のありとあらゆる災いが飛び出してしまった。
彼女が慌ててすぐに箱を閉めた結果、中には「希望」(=エルピス)だけが残っていたという。
・ノモフォビア・
No Mobile Phone Phobiaの略称。
携帯電話不携帯恐怖症。
すなわち、スマホ依存症。
希海(演:藤峰みずき)はどこにでもいる現代っ子。
イケメンの直輝(演:遠藤巧磨)を恋人に持ち、都内のマンションで同棲というリア充生活この上ない毎日を送っている。
一見仲睦まじそうに見えるふたりだが、その間には少しずつ溝が出来ていた。
それは希海がスマホに熱中しているということ。
直輝が真剣な話をしようにも、SNSや動画に夢中になっている希海の耳には届いていない。
小さな機械の画面の中に映るものを見て快楽を得ても仕方ないと直輝は優しく忠告する。
しかし、希海はスマホを手放すことが出来ない。
そんななか、直輝がひょんなことからスマホを新調することに。
ところがそれを境に彼の様子がおかしくなる。
これまでデジタルと距離を置いていたはずの彼がどっぷりとスマホに依存し始めたのだ。
その言葉遣いは荒くなり、顔つきも険しい。
以前と人柄が180度豹変した直輝に翻弄される希海は、彼の上司で理解者でもある律子(演:山像かおり)の協力を得てその原因を探ろうと動き出す。
その過程で希海は、以前目の前に突然現れた謎の男(演:世田一恵)が直輝の様子について聞いてきたことを思い出す。
彼が一連の出来事に関係していると直感した希海は命懸けで男の正体を暴くことを決意。
ところがその矢先、思わぬ事件が起こる!
キャスト
藤峰みずきさん
(リベラス)
遠藤巧磨さん
(SPIRAL CHARIOTS)
世田一恵さん
(銀プロダクション)
山像かおりさん
(フクダ&Co.)
作者からのメッセージ
かねてより「一流の役者陣とともに一流のボイスドラマ」を、そして「現代社会に訴えるインパクトの強い物語をつくってやろう!」と考えておりました。
そんなある時、電車に乗っていた私は乗客たちのほとんどがイヤホンをしながらスマホを無我夢中に操作している光景を目にしてある考えを抱きます。
デジタル機器に目と耳を塞がれ、少し前まではマスクで鼻と口も塞がれていた。
次に塞がれるのは…心かもしれない。いや、もしくはもうすでに―
たった一度の人生。時間は有限であり、過ぎた歳月は二度と戻って来ない。
大切にするべきは自分であり、その人生をどう悔いなく生きるかであるはず。
なのに他人と比べる情報が画面に映し出され、感情を揺さぶられてしまう。
手持ち無沙汰だからと暇潰しでゲームや音楽に時間を奪われてしまう。
そこに底知れぬ恐怖を抱かずにはいられませんでした。
通信機器の発達により、人がすれ違ってしまうことはほぼ無くなりました。
しかしそれとともに喜怒哀楽の表情は薄れ、人と人との交流が年々希薄になっているような気がします。
もしかするとスマホは文明の利器であるとともに「パンドラの箱」なのではないか?
そこで私はこれからの日常社会で起こるかもしれない身近にある恐怖と人間ドラマを織り交ぜた社会派サスペンスにすることにしました。
2019年に開始したボイスドラマも5年を迎え、今回で第8作目。
同じひとつの街で異なるふたつの物語が同時進行したり、4名のキャストが各話で主人公をリレーしたり、ひとりの役者がビジュアルの違う3名を演じ分けるといった実験作にも挑戦してきました。
手を変え品を変えやってきたからこその「原点回帰」をテーマに、ストレートで濃厚で重厚な物語を最高の役者さんたちの素敵な声でお届けします。
オリジナルボイスドラマⅧ
「パンドラ・ノモフォビア」
<キャスト>
藤峰みずき (リベラス)
遠藤巧磨 (SPIRAL CHARIOTS)
世田一恵 (銀プロダクション)
山像かおり (フクダ&Co.)
<製作総指揮>
須田剛史
2025年内リリース予定
販売形態については後日公開