ボイスドラマⅥ ワーカ・ア・ホリック

2023.8.10 release
価格 1,500円 (全4話セット)
音声データ形式

コンセプトは
「役者も、作家も、リレーする」

イントロダクション

脚本家・須田剛史が実力派の役者たちと織り成すオリジナルボイスドラマの第6弾。

未だ解決の兆しを見せない我が国の労働問題。

年功序列に満員電車、サービス残業や露呈する大企業による数多くの不祥事。

おまけにパワハラ・セクハラ・カスハラと、ハラハラだらけでストレスフル。

時代は変わるのに労働基準法は守られず、雇う側も雇われる側もいまだ変わろうとせずどこかおかしい。

さらに円安や物価高、増税の波がどんどん押し寄せるというのに、きょうも大衆は政治に無関心で思考が止まったまま働き続けている有り様。

この国の人たちはワーカホリック(仕事中毒)

そこへ一文字入れて、ワーカ “アホ” リック

「働くって、いったい何だろう?」

本作は「働きすぎの日本人とそれにまつわる諸問題」をテーマに、キャスト4名が主人公をリレーしながらひとつの物語を構築する全4話の連続ボイスドラマである。

本作を優雅に彩るキャスト陣は、

情熱と冷静を纏い華麗に舞う松本稽古
知的で繊細な雰囲気を持つ佐竹謙伸
人懐っこく大人で上品な森崎真帆
クールでミステリアスな辻響平

おもに舞台で活躍する最高の4名が一堂に。

また初の試みとしてゲスト作家に月見里りたを迎え、スタッフ陣もメイン回をリレーするという仕掛けになっている。

ベテランパート・有働実菜子
東大卒の店長・灘開成
エリアマネージャー・涼風理央
謎の男・灰谷仁志

立場の異なる4名、それぞれの視点から語られるひとつの事件。

誰がどんな順番で、どんな立ち位置で、どんな価値観で、この物語を描いていくのか?

それをぜひ楽しんでいただきたい。

エピソード0

東京は中目黒にある大型ディスカウントストア・グレートプライス。

食品に化粧品に雑貨と何でもありで、この値上げラッシュのなか大量仕入れにより低価格を実現させている庶民のオアシス。

九州にある小売店が発祥のその企業はコロナ騒動のなかでも市場をグングン拡大し、いまや全国区へとシェアを伸ばした。

首都圏第3エリアにあるこの中目黒店は売上トップの成績。

その功績はベテランパート・有働実菜子(演:松本稽古)の采配によるものが多くを占めていた。

円安やコロナ明けによるインバウンドで観光事業の勢いや爆買いが戻るのを予期し、売れ筋商品や粗利の高い商品の発注をリストアップしピックアップし、店頭へ盛大にラインナップ。

もともと勤めていた大企業で営業をしていた彼女はじっとしていられない性格なうえに頭の回転がすごく速い。

そのおかげで外回りで誰にも負けず、優秀社員賞をとるほどの実力者という過去を持つ。

彼女の仕事を見ながら、また彼女に教わりながら店長の灘開成(演:佐竹謙伸)もメキメキと成長を実感していた。

天下の東京大学を主席で卒業し、東京へ本社を移したグレートプライス本部のプロジェクトチームにいたエリートの灘だったが、社会人としてあるべき姿勢が見られないと上司に目を付けられてしまった。

勉強は出来るが、機転が利かない。

学校が求める受け身人間の彼は、能動性を重視する会社では浮いてしまうのだ。

「都内の店舗を巡って、現場を知ってこい」

実質、左遷宣告だった。

数か月に1度のペースで町田、池袋、大山、新宿、上野、赤坂と店舗を異動させられる日々。

本社で現場が働きやすい仕組みを構築するという入社当初の野望はもはや風前の灯火で、長時間労働にシフト作成、人員不足による休日出勤といった現場の大変さから頭でっかちだった自分の考えの甘さを思い知ることとなった。

出来の良いバイトたちに陰でコソコソ悪口を言われながら、店長という責任の重さや業務量の多さに辟易していた時、7店舗目のここで実菜子という初めて信頼できる年上の部下に会った。

「成長すれば、本社に戻れるかもしれない」

一筋の光が差した彼の思いは、店へ巡回にやってきたある女性の一言にかき消される。

「店長、今回もミステリーショッパーの採点が芳しくありませんね」。

釘を刺すかのように現れた女性の名は涼風理央(演:森崎真帆)

エリアマネージャーの彼女は灘にとって年下の上司。

理央は25歳にして現職に就いた強者で、噂によると高卒後にバイトで入社して今の地位まで上り詰めたらしい。

統括部長に人員計画の件で直談判するなど、物怖じしない姿勢や行動力からいずれ本社の幹部になるのではないかと言われているほどだが、プライベートは一切明かされずいまだ謎だらけ。

そんな彼女のことを知ろうとするバイトもいるのだが、なかなか尻尾を出そうとしない。

やがて理央が次の店舗へと向かった直後の13時、怒声がフロアに響き渡った。

「いいからアタシの言う通りにしなさい!」

平日土日関係なく同じ時刻にやってきてはいちゃもんをつける年老いたクレーマーの女性がひとり。

別名・中目黒の妖怪と呼ばれるその人物は店舗界隈では悪い意味で有名で、何かにつけて怒鳴り散らす困った生命体。

今回犠牲になったのは他店から応援にやってきた片言の留学生だ。

そんなヘルプをヘルプするのが店長・灘の役目。

どうやらその魔物は灘のことが気に入っているらしく、彼がいる日はあまり事が大きくならない。

同時刻、通り雨の去ったアスファルトを踏みしめるスニーカーの音。

「ここかぁ」

メガネのレンズに映るグレートプライスの外観。

謎の男・灰谷仁志(演:辻響平)が意味あり気にこのテナントビルを見上げる。

2022年8月。
酷暑の下、セミがけたたましく鳴くこの季節。

事件の足音は一歩ずつ確実にこの店へと近づいていたのだった。

本編音声冒頭部分

追跡取材予告映像

2023年2月末。
東京は大手町にオフィスを構える月刊BisEco。
(由来は”ビジネス”と”エコ”の造語)

経済特集がメインで、本作の舞台であるグレートプライスが競合他社を押しのけて売上トップであり続ける秘密を記事にしようとするも、担当記者はそこで起きた事件の詳細のほうが気になった。

早速、独自のルートで関係者4名の取材に成功。
昨年夏に起きた事件のことを聞いてみたのだが…

初日 有働実菜子 編

2日目 灘開成 編

3日目 涼風理央 編

最終日 灰谷仁志 編

キャスト

松本稽古
(有働実菜子 役)
twitter/YouTube/instagram

明治大学文学部演劇学専攻 卒

役者であり、坂上忍プロデュース アヴァンセキッズスクール ダンス講師・演技指導アシスタントも務める。

年間10本以上舞台に立ち、約100曲振付する女優・振付師。

たくさんの人たちを笑顔にし、魅了し、常に前へ前へと進んでいく姿はまさにリーダーの鑑であり、2022年は初のプロデュース公演、ココロ踊ル「ダンスピアの消失」を成功へ導く。

《プロデュース》
ココロ踊ルvol.1『ダンスピアの消失』(振付・出演)

《主な出演作》
・主演ドラマ『アラサー女子と神、居候』

・劇団ズッキュン娘『2番目でもいいの♡』@新国立劇場
・舞台版『惡の華』春日母役
・舞台『パーマネト野ばら』みっちゃん役
・『鬼切丸伝』磯野禅尼役
・『まじかるすいーとプリズム・ナナ ザ・スターリーステージ』桜役

《主な振付》
・宝塚歌劇団星組『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』
・サンリオピューロ『たぬきゅん&キティのズッ友♡Forever』
・舞台『キューティーハニー』
・舞台『信長の野望 大志』
・『舞台ヨルハ』『音楽劇ヨルハ』『少女ヨルハ』
・『プロジェクト東京ドールズ』

佐竹謙伸
(灘開成 役)
twitter

役と一体化する瞬間、誰をも寄せ付けないオーラを身に纏い、観る者を自身の創り上げた世界へと誘う。
東京大学と日本女子大学の学生を中心に活動している劇団、Theatre MERCURYのメンバーであり、即興劇の”インプロ”を得意とする好青年。

森崎真帆
(涼風理央 役)
twitter/instagram

落ち着いた雰囲気のなかにあどけなさがあり、芯のある声のなかに優しさとひたむきさがある。
人懐っこい素敵な笑顔で華麗に役を演じ、優雅に舞い踊る姿は多くの人たちの心に元気を与える。

出身:大阪府
資格:茶道表千家免状(飾物)
趣味:ディズニー、マンガ、アニメ、寝ること
特技:ダンス(特にクラシックバレエ15年間、ジャズ2年間、独学でHIPHOP、ガールズなど)

【主な出演】
映画
2021年
「ふぁに〜ぼっくす」西尾まさし監督/主演 マオ、モリオ役

舞台
2017年
劇団ベイビーベイビーベイベー「KILL&DAD」キル役

2018年
晩餐ヒロックス6thStage「七夕小夜曲」サセ姫役
Y’sExP. 6th Expression「IBUKI」有馬ゆみ役

2019年
劇団燦グリア第7回公演「Try Again」赤沼早紀役
エリィジャパン第3回戦「雑 That’s musical」サリパン先生役

2020年
吉祥寺GORILLA第二回公演「グロサリー」モリサキ役
劇団燦グリア第8回公演「カメレオン賛歌」岩佐香織役
劇団燦グリア第1回Zoom演劇「表裏一体」麦倉夏希役

2021年
吉祥寺GORILLA第3回公演「誰か決めて」野崎萌・菅原翠役

2022年
吉祥寺GORILLA第5回公演「茶の間が水浸し」小池加奈子役
劇団燦グリア第9回公演「嘘の花束」姫園舞香、アラガキユウ役

その他
選挙カーウグイス嬢

辻 響平
(灰谷仁志 役)
twitter/note/劇団HP

飄々として掴みどころのない姿、先の読めない動き、独特な空気感そして豊かな表情。
身に纏った静かなる雰囲気のなかに、凛とした個を持ち、現場を和ませるスペシャリスト。

舞台
2022年
12月 ポップンマッシュルームチキン野郎「コチラハコブネ、オウトウセヨ」@王子小劇場

8月 Mrs.fictions「伯爵のおるすばん」@吉祥寺シアター

2月 ABU project「虹橋藤雄の事件簿」@遊空間がざびぃ

2021年
12月 ムシラセ「『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』」@オメガ東京

11月 第27班「どうしよう 孤独だ 困ったな」@王子小劇場

8月 ガレキの太鼓「ガレキの太鼓の演劇発表会」@SCOOL

7月 株式会社LUCKUP「明日の朝、いつものように」@萬劇場

6月 Pityman「どこか行く舟」@新宿眼科画廊

4月 青年団リンク やしゃご「てくてくと」@こまばアゴラ劇場

2020年
10月 青年団リンク やしゃご「ののじにさすってごらん」@こまばアゴラ劇場

8月 かわいいコンビニ店員 飯田さん「あの子が欲しい」@アトリエファンファーレ東新宿

4月 Pityman「ぜんぶのあさとよるを」@アトリエ春風舎

2月 劇団KEYBOARD「 だめだこりゃの王国」@小劇場 楽園

2019年
12月 ポップンマッシュルームチキン野郎「『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』」@シアターサンモール

7月 かわいいコンビニ店員 飯田さん「再演 マインドファクトリー~丸める者たち~」@すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO

1月 ポップンマッシュルームチキン野郎「『死が二人を分かつまで愛し続けると誓います』 『二度目の蝶々は遠回りして帰る』」@シアターKASSAI

2018年
10月 かわいいコンビニ店員 飯田さん「手の平」@三鷹市芸術文化センター 星のホール

4月 かわいいコンビニ店員 飯田さん「僕をみつけて/生きている」@OFF OFFシアター

2017年
8月 やっせそ企画「ワンマン・ショー」@SPACE 雑遊

6月 かわいいコンビニ店員 飯田さん「四臓六腑」@RAFT

1月 キリンバズウカ「都道府県パズル2017」@新宿シアター・ミラクル

2016年
4月 ぱぷりか「虹の跡」@シアター風姿花伝

2015年
8月 野生児童「1980’」@花まる学習会王子小劇場

2014年
9月 ENBUゼミナール「東益平7丁目団地防衛隊」@SPACE 雑遊

8月 ENBUゼミナール「部室。」@新宿ゴールデン街劇場

キャストメッセージ

松本稽古

佐竹謙伸

森崎真帆

辻 響平

ゲスト作家

月見里りた
twitter/instagram

中学高校時代にオルタナティブ教育に通い、芸術の授業で演劇を学ぶ。また授業の一環としてドイツにて朗読公演を二週間で十公演行った。

大学ではプロデューサー・ジャーナリストコースを専攻し、舞台演劇では役者、プロデュース、広報、制作、動画編集方面を意欲的に学びながら活動している。

たくさんの舞台関係者に愛されるほど現場に必要不可欠なムードメーカーであり、明るい笑顔と優美な文章力を持ち合わせる。

収録協力

プラチナムガレージ

製作総指揮

須田剛史

購入方法

pcgentle.244@gmail.com
お名前と作品名をご記入のうえ、
上記のアドレスへお送りください。
お支払いは銀行振込にて承ります。

購入までの流れ

①まず、上記のアドレスへご連絡ください。
②振込先を記したメールを返信致します。
③恐れ入りますが、ご入金をお願い致します。
④ダウンロード先のリンクをお送り致します。
⑤保存して頂くといつでもご聴取頂けます。

※ご不明な点がございましたら、些細なことでも構いませんので何なりとお申し付けくださいませ。

このボイスドラマはフィクションであり、
実在の人物や店舗とは一切関係ありませんが、
きょうもどこかの職場で起きている出来事です。